てんちゅーの備忘録

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就活は黒のスーツでないといけないのか。黒ずくめ集団に覚える違和感。

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就活生ってみるからに「就活生」っていう格好をしていますよね。

白シャツに黒のリクルートスーツ。

今日も駅前で暑そうに上着を着てネクタイをつけている就活生らしき人を見かけました。

就活で熱中症になる人がいそうで心配です。

それ以上にとにかく目立ちます。

 

数年前に私も就活しているとき

なんで黒のスーツでみんな同じ格好をしなければならないんだろう

という違和感を感じていました。

 

紺やグレーのスーツで就活している人も時折見かけましたが、圧倒的に少数派でした。

 

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1 いつから黒のスーツを着るようになったのか

 就活で黒のスーツを着るようになったのはつい最近のようです。

2001年頃に黒のリクルートスーツが登場し、就職氷河期のなか金融などの「オカタイ」職業を受けていた学生が黒のスーツを着ていたこともあり2003年ごろには就活のスーツとして黒が定着したのだとか。

 

バブル期なんかは紺が主流で今よりも自由なスタイルで就活していたのそうです。

 

もっと昔から就活スタイルとして定着していたのかと思っていましたがそうではなく就職氷河期にできたものだったんですね。

 

 2 なぜ学生は黒色を着るのか

学生が黒のスーツを着る理由は

①他の就活生が来ているから

という理由が多いと思います。

 

就活のためにスーツを買いに行くと黒色をオススメされますし、売り場もリクルートスーツとして黒色を置いています。

周囲に流されやすい日本人が黒色を選ぶのは自然とも言えます。

 

他には

②他人と違う格好をしてマイナスの評価を受けたくないから

という理由もあると思います。

 

面接の評価基準は会社内で定まっているとしても面接官の裁量によるところが大きいと思いますので第一印象を決める服装はとても大事です。

他の就活生と違うことをしている・協調性がないのかなと思われることによりマイナススタートとなる

そういう不都合を避けたいとするのは当然でしょう。

 

まあスーツうんぬんで協調性のありなしを決めてほしくはないと思うのですが、第一志望の企業の面接担当者がそういう考えの持ち主なのであればそれに従わざるを得ないと思います。

 

 3 個人の感想

正直なところ、大勢が同じ服装というのはとても気持ち悪いです。

合同企業説明会が行われましたというニュースで会場の様子が流れることがありますが、黒のスーツがびっしりいて遠めにいるとゴ〇ブリのように見えてしまいます。

(言い方が悪いですが…。)

 

疑問に思うのはどうしてみんな同じでなければいけないのかということです。

これは何も服装で個性を出して行けと言っているわけではありません。

 落ち着いた色でなければならないというのであれば紺やグレーのスーツでもいいじゃないかということです。

 

中には「弊社の面接では服装自由です。」と言いつつ、「それでも黒のスーツで来るかどうかを見ていた。」なんていう企業もあります。

そんなの言語道断です。

なんでわざわざそんな駆け引きをしなければいけないんですか。

それだったら「うちは黒のスーツを着ないと面接しません。」と言ってくれたほうがよっぽどマシです。

 

日本人は「本音と建前」を重んじますが、それが良くない方向へ向かってしまっている例と言えるでしょう。

 

あと、黒のスーツを着るのは今後社会に出て受ける理不尽や不合理に耐えるための第一歩の試練だという人もいます。

 

確かに社会人になれば自分が悪くないのに怒られたり、黒を白にすり替えなければならなかったりと数えきれないほどの理不尽や不合理にくやしい思いをすることはあります。

 でも理不尽な出来事なんて本当はないほうがいいんです。

それをわざわざ増やしてどうするんですか。

理不尽な目に遭わせてそんなに就活生を潰したいですか。

ほんと疑問しか感じません。

 

4 まとめ

 ほんと日本の就活はおかしな習慣が多いなあと就活生を見る度に思ってしまいます。

 

私がおかしいと思っている新卒一括採用についても書いてみましたのでよければどうぞ。

 

asitaikimasu1993.hatenablog.com

 

私のように違和感を覚える人はたくさんいると思うのですが、いかかでしょうか。

 

 今日のネタは就活生にはぜひ一度考えてほしいと思います。