日商簿記2級を取得するにはこれだけやればOK!
「なんか資格とったほうがいいかなあ。」
「簿記とかいいんじゃない?」
「簿記ねえ…。」
お昼ご飯に定食屋でとんかつを食べていると隣のサラリーマンらしき人たちからこんな会話が聞こえてきました。
就職・転職に使えそうだからなんとなくとっておこうと思う資格ナンバー1だといえる日商簿記検定。
2級をとれば就活が有利になるという話を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
今回は日商簿記2級に合格するために必要なことをお伝えしたいと思います。
1 簿記のおもしろさって何?
少しだけ昔話をさせて頂きます。
僕は大学生のとき
「単位がもらえる」とのウワサを友達から聞いて受験を決意しました。
しかし、単位がもらえるのは経済学部のみということを後になって知りました。
※当方法学部
まあせっかく参考書買っちゃったし履歴書の空欄を埋めるためにとっとくか~という軽い気持ちで勉強を始めました。
少し勉強を始めると「借方と貸方が最後に一致する」という簿記の特性に快感を覚えるようになっていました。
さらに電卓叩くのって「カチャカチャ」って音が出るのでけっこうストレス解消になります(笑)
(図書館などで勉強するときはご注意を)
あと簿記を勉強すると企業の貸借対照表が読めるようになるので企業の財政面が分かるようになってきます。
これが簿記を勉強する一番のおもしろい所ではないかあと思います。
そんなこんなで2級に合格することができました。
2 受験制限がない
ちなみに私の戦歴はというと
日商簿記3級 ✖
日商簿記2級 〇
ということで3級に落ちたにも関わらず2級に合格するというなんとも不思議な?合格の仕方をしています。
3級落ちたけど3級の内容は頭に入ったし次の級に進もうという軽いノリで2級の勉強をはじめました(笑)
(頭に入ってないから落ちるのだろうが…)
なぜこんな受け方ができるかというと簿記には受験制限がないんですね。
なので一発目で1級を受験することも可能です。
ですが、1級の合格率は10%とかなり難しい試験ですので、まずは3級・2級と受験することをオススメします。
簡単な試験でも合格すると次の級を受験するモチベーションにもなりますし、自分の向き不向きを判断することができると思います。
3 使用する参考書は?
簿記について全くの初心者だという方はまずは3級から勉強を始めてください。
そんなときはこれ。
TACから出ている「スッキリわかる」シリーズです。
イラストがかわいいので癒されますし、具体例を交えて説明をしてくれるので分かりやすいです。
さらに問題もある程度ついているので学習後に演習することも可能です。
ちなみにAmazonを覗くと売れ筋ランキングで1位を獲得していました。
これを理解できるまでひたすら繰り返してください。
合格するには必要十分です。
理解できるようになったら3級の試験を受ける方は過去問演習に入ってください。
過去問はどれを使用してもいいと思いますが、ここでは参考書と同じTACからでているものをおススメしておきます。
こちらのほうが掲載問題が多いのでより多くの過去問を解きたいという方にはいいかもしれませn。
3級なんて受けずにいきなり2級を受けるぜ!って方は2級の参考書に進んでください。
3級では商業簿記だけですが、2級では商業簿記に加え工業簿記も勉強する必要があります。
2級でも「スッキリわかる」シリーズがおススメです。
商業簿記と工業簿記のどちらから始めるか悩む人もいるかもしれませんが、どちらから始めても大丈夫です。
ちなみに私は新しいことやりたいという理由で工業簿記から始めました。
2級でも勉強の流れは3級と同じでテキストが理解できたら過去問の演習に入ります。
時間を測って時間内に解き終わるようにできるまでを過去問を使って何度もこなしてください。
時間を意識していないと試験中必ず時間が足りなくなると思います。
本試験は時間との闘いです。
特に第3問あたりが時間が足りないということになりがちです。
電卓打ち間違えると一から打ち直さなければならなかったりとパニックになる可能性もありますから普段の勉強の中で本番を意識することが大切です。
ちなみに私は試験の5分前になんとか解き終わったというギリギリの状態でした。
4 まとめ
簡単にまとめると合格に必要なものは
テキスト+過去問集
これだけになります。
なお。試験範囲の改定が何度かありましたのでテキストは最新版を使用するようにしてください。
2級程度であれば勉強すればだれでも合格できるかと思います。
みなさんの合格をお祈りしております。