てんちゅーの備忘録

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令和元年度司法試験予備試験論文再現答案(一般教養・B評価)

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今回は一般教養です。

これで再現答案の投稿は終わりですね。

 

答案は1枚半・B評価でした。

 

一般教養は問題が著作権の関係で公表されないため対策が難しいですが、思ったことをかけばそれなりの点数はもらえるのかなとこの答案を通じて感じました。

 

新聞などを見て社会問題に対して普段から考えることが大事になりそうです。

 

第1 設問1 

 現存の諸政府は複雑で不必要な制度をたくさんかかえているから、政府の明確な観念を得るためには、社会をその原初的条件において、想像し、そこから生ずるであろう状況と要請とを見なければならない。人々は誰しもが誰かに抑圧されており、共同体全体の利益も自分個人の利益も何らかの保護の共通の絆にはいることが必要であると考えるようになる。

次第に、共通の絆たる仲裁権力を一人あるいは複数の人々に移譲するのが便利であると考え、自然に発生する政府を持つことになる。したがって、政府の自然な元来の任務は正義の執行であり、それ以外の制度は不必要である。

第2 設問2 

 著者は政府の自然な元来の任務は正義の執行でありそれ以外の制度は不必要であると主張するが、今日の社会においては必ずしも妥当しえないと考える。

 例えば、②教育というテーマを考えてみる。今日の社会では政府は義務教育という形で関与している。仮に義務教育がなければ子どもの学習環境は保障されないことになり、国内の子どもの学習能力に差を生じさせる結果をもたらす。そうだとすると、学習能力が高い子どもは社会において活躍の場を広げていくのに対して、学習能力が低い子どもは社会に影響を与えることができなくなってしまう。我が国で採用されている資本主義に置き換えると、富める者はますます富み、貧しい者はますます貧しくなるという負のスパイラルが生じ、人々はそこから抜け出せなくなってしまう。このような教育格差を是正するために政府が客観的指標を用いて最低限の教育を施すことは必要であると考える。

 もっとも教育のすべてを政府に委ねることは政府の暴走を止めることができないので妥当ではない。したがって、政府の教育の関与の程度は義務教育の範囲にとどめるべきである。

 以上のとおり、著者の主張は今日の社会においては必ずしも妥当しえないと考える。

以上

 

以下、再現コメント

 

自己評価 B

現場でのでっちあげ。とにかく問題文の何行程度という指定は死守するように頑張った。

設問2の25行にはちょっとびっくりしたが、なんとか書き上げた。

さすがにA評価はないと思うのでBぐらいに入ればいいなと。