就活川柳の入選作品が発表!内容があるあるすぎて泣ける件
就職活動中の学生の思いを川柳にした「就活川柳」がHR総研から発表されました。
サラリーマン川柳というのはちょくちょく見かけていたのですが、その就活生バージョンもあったんですね、知らなかったです。
今回はその入選作品をご紹介していきたいと思います。
1 最優秀作品は?
まずは最優秀作品から
不合格 心もSuicaも チャージ切れ (東京都・ピリオドさん)
作者の想いとして
と紹介されています。
就活は交通費との戦いです。
就活に時間を取られるためアルバイトもあんまりできないし、今までの貯金を切り崩していく必要があります。
にも関わらず、企業説明会やらOB訪問やら様々なところに出かけていかなければいけません。
大幅赤字です。
作者は東京の方ですので、比較的交通費は安く抑えられていたのではないかと思いますが、地方の学生にとっては死活問題です。
私も地方の大学でしたので、いかに交通費を安くできるか様々なルートを検証していたのを思い出します。
そんな中、不合格ということは不合格先の選考にかかった交通費がすべて無駄になってしまうということになります。
心が折れそうになる気持ちは痛いほど分かります。
しかし、折れてしまっても誰も助けてくれませんので前を向くしかない、
そう考えると就活ってけっこうメンタルを鍛えられるイベントですね。
2 続いて優秀作品
続きまして優秀作品を2作品。
お祈りを されないように 祈る僕 (埼玉県・森あらしさん)
作者の想いとして
と紹介されています。
企業から送られてくる不合格を知らせるメールは「今後のご活躍をお祈り申し上げます。」
と締めくくられていることが多いです。
これを「お祈りメール」と言います。
もはや就活の定番フレーズとなった「お祈りメール」。
私は公務員試験を主に受けていましたので、メールではなく書面で「祈られる」ことが多かったですが、受け取った瞬間破り捨てていました(笑)
学生側はいつまで待てばいいのか分からないし、恐ろしいですねぇ…。
せめて、合否を知らせるというのは企業側の責任ではないでしょうか。
ありのまま 見せたら絶対 落とされる (栃木県 おもちさん)
作者の想いとして
『「ありのままの皆さんの姿を!」って企業は言うけれど、ありのままを見せて受かった企業はありません。』
と紹介されています。
就活の場では企業も学生も嘘つきだらけです。
福利厚生も残業時間も「嘘」
志望動機も「嘘」
私も志望動機なんかは企業ウケするようにと徹底的に作りこんでいました。
そうしないと内定もらえませんもんね。
こんなことして誰が得するんですか、誰も得しませんよ。
だから雇用のミスマッチが起こるのだと思うんですが。
面接がもっと本音で語り合えるような場になってほしいと心から思います。
3 佳作もいくつかご紹介
佳作は作品が多いので、気になった作品を2作品だけご紹介します。
サークルの 副代表が 大発生 (千葉県 ブンジさん)
平部員というと評価が下がってしまうかもしれない…。
でも代表というのは気が引ける…。
という妥協の結果「副代表」というポジションに落ち着くのでしょうか。
ちょっと見栄を張りたいっていうところがなんとも子供っぽくてかわいいなあって思いますね(笑)
私自身サークルの副代表をしていたこともありましたが、実はあんまり平部員とかわらないんですよね。
仕事のほとんどは代表がやっちゃうので。
企業側もそこんところは理解しているのではないでしょうか。
なので、副代表であるメリットってないと思います(笑)
東京都 明日来てくれ 今京都 (大阪府 風評さん)
企業ってほんとワガママですよね。
「明日は予定が…。」なんて言おうものなら即不合格ですもんね。
売り手市場になったとはいえ、就活では学生側が圧倒的に不利ですから従わざるをえないのですが。
東京都と京都がかかっていて面白いと思います。
4 就活川柳自分でも考えてみた
私も就活をしていた時を振り返ってひとつ考えてみたので披露したいと思います。
会場に 座るみんなが 出木杉君
なんかいざ面接会場に行くとみんなかしこそうに見えますよね。
資格試験の会場なんかでもそうだと思いますけど緊張からくるものなのでしょうか…。
なのでいつも
「みんな玉ねぎなんだから自分のほうが上なんだ」
っていう自己暗示をかけていました(笑)
5 最後に
自分のお気に入りの作品はありましたでしょうか。
佳作の中にもおもしろい作品がまだまだありますのでぜひご覧ください。