てんちゅーの備忘録

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田舎出身者が語る、田舎で住む2大デメリット。

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世間ではお盆休みということで、私も帰省しています。

 

私の出身は淡路島なのですが、淡路島がメディアに取り上げられることが多くなり、出身が淡路島だというと「いいなあ」と羨ましがられることも多いです。

 

そんな淡路島ですが、島内はなかなかの田舎です。

 

最近では「田舎暮らし」ということで田舎に移住したいという方も増えてきていますが、今のところ私は田舎に再び住みたいとは思っていません。

今回は、現在神戸という都会(神戸が都会かどうかは賛否両論ありますが、私は都会だと思っています。)に住む私が田舎に住むにあたって弊害になると思うものをご紹介します。

 

田舎暮らしにあこがれて田舎に移住しようかなと思っている人はぜひ読んでみて下さい。 

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1 情報量が少ない

 都会に比べ田舎は圧倒的に情報量が少ないです。

ネットが発達して情報の格差は解消されつつあるように見えますが、まだまだだなあと感じています。

 

「百聞は一見に如かず」ということわざが示すように、いくらネットで情報を得られるといっても実際に経験・体験してみることが一番大切です。

 しかし、イベントやセミナーに参加したいなと思ってチラシを見てみると都会で開催されていることのほうが多いのが現実。

田舎に住んでいると毎週参加するなんてことは不可能ですし、イベントのためにわざわざ行くのもなあと気分が下がりますので諦めざるを得なくなります。

 

あと、同じ商品でも物流の関係なのかもしれませんが、発売日が都会よりも遅くなるなんてこともあります。

 

また、本屋に行ってみると、品ぞろえが少なく専門書だとほとんど置いていません。

たくさんの本を読みたい私からすると致命的です。

 

ネットで買えばいいじゃんと思われるかもしれませんが、ネットでは手に取って中身を確認することができませんし、本屋で本を買いたいのでこの意見には賛成できません。

 

Amazonなんかであれば本の中身を見れたりすることもありますが、ちょっと中身を見るだけで買うほどではないんだよなって本はけっこうあると思いますし、そういうときには不便です。

 

欲しいブランドのセレクトショップや○○の専門店なんかも当たり前ですがありません。

 

2 人が少ない

ざっくりしていますが、人が少ないことによる弊害はいろんなところに波及していきます。

 

人が少ないことにより少子高齢化の進行が都会よりも早くなります。

子どもがいなくなるので学校の統廃合が進みます。

 統廃合が進む結果、家から離れた遠くの学校に通わせなければならなくなります。

 

私の母校の小学校も廃校になるようです。

なんか、思い出を奪われるようでさみしいですね…。

 

他にも、教育塾が少ないので都会の子どもに比べて教育水準は低いのではないかと思います。

実際、私の周りの友達でも大学には行かずに高校を卒業して働くという選択肢をとる人は少なくありませんでした。

ネット受講という手もありますが、ネット受講だと疑問点をすぐ講師に聞けなかったりもどかしい思いをするので、塾は通学のほうがいいなと感じています。

 

 

さらに、学校だけでなく病院など医療機関も少ないので医療水準は都会よりも低いです。

医師不足により専門医がいないということもあるので、緊急を要する事態に対処が遅れることも起こりえます。

そうなると、都会に住んいれば助けられた命が、田舎に住んでいたという理由で助からないという結果となるのです。

これが自分の家族だったりしたらこんなに悔しいことはありません。

医療水準の低下は早急に解決すべき問題ともいえます。

 

 

人が少ないことの影響は仕事にも通じてきます。

田舎は都会よりも働き口が少なく、あったとしても賃金が安いです。

家賃は都会よりも安いことが多いですが、物価は輸送費の問題等もあり意外と変わらなかったりします。

なので、貯金がなければ田舎でのんびり生活なんてこともできなくなってしまいます。

 

その点、ブロガーやアフィリエイターなどのネットで生計を立てている人は仕事を探すことはなさそうなので問題ないと思いますけどね。

 

 

もう一点、人が少なくなったことにより鳥獣の生息数が増えてきています。

イノシシやシカ、カラスなんかが典型なのですが、やつらは畑に入ってきて好き放題荒らしてくれます。

対策をしていないと鳥獣のために野菜や果物を育てているようなことになってしまいます。

この鳥獣被害は全国で問題になっており、解決が困難な深刻な問題です。

 

そんなの簡単に駆除できるんでしょと思いがちですが、大人のイノシシなんかを槍で殺そうなどと考えたらそれこそ返り討ちに遭います。

すごく力が強いので大人のイノシシを抑えるのに成人4人くらいの力が必要です。

 

じゃあということでわなにかけようとしても賢いのでなかなかかかりません。

素人がかけようとしてもまずかかりません。

猟師などのプロであってもわなにかけるのに半年くらいかける

なんてこともザラにあります。

 

私も鳥獣駆除の現場を目にするまでモンスターハンターのような感覚でやっているんだとばかり思っていましたが、現実はそんなに甘くなく猟師さんの知恵と工夫のお陰なんだなとしみじみ感じました。

電気柵を設置するという対策も最近では増えてきてはいますが、維持管理が大変で一度鳥獣が慣れると効果がなくなるというデメリットもあったりします。

 

畑で野菜を育ててのんびり生活というのは意外と難しいのです。

 

 

このように人が少ないというデメリットはいろんな場面で顕在化してきます。

 

3 まとめ

 他にも交通が不便なんて意見もあると思いますが、車があれば解決するのでそれほど大きな問題とは考えていません。

田舎の大きなデメリットは①情報量が少ない②人が少ないの2つに集約されるのではないかと感じています。

 

以上のようにデメリットを挙げてみましたが、田舎は田舎で素敵なところはたくさんあります。

でも、その素敵な部分だけに惹かれて移住を決めてしまうと後から後悔することにもなりかねないので、こういったデメリットも考慮してから納得して移住を決めてほしいなと思います。