てんちゅーの備忘録

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土用の丑の日を考える。

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本日は土用の丑の日です。

 

ということで夕飯には「ウナギ」を食べる人も多いのではないでしょうか。

 

ところが、こんな記事を見つけました。

 

 

「土用の丑の日」は、もうやめよう。絶滅危機のウナギを考える(ハフポスト日本版) - Yahoo!ニュース

 

 

ざっくりいうと「ウナギを食べるのをやめよう。」という記事です。

 

土用の丑の日とウナギについて書いていきます。

 

 

1 土用の丑の日とは

 

 

 

土用は雑節(季節の変化の目安とする日)のひとつで、立春立夏、立秋、立冬の前の約18日間のことを指します。

昔は日にちを干支で数えていたそうで、

「子」「丑」「寅」「卯」…となり、

土用の間の「丑」にあたる日を「土用の丑の日」と呼ぶんだそうです。

ちなみにこの「土用」は現在の「土曜日」とは関係はないそうです。

 

そして、この土用の丑の日にウナギを食べるようになった理由は

江戸時代に平賀源内が言い出したそうなんです。

夏になるとウナギが売れずに困っているというウナギ屋から相談を受けて

「本日土用の丑の日」という広告を貼り出すことを提案したとのこと。

昔は土用の丑の日に「う」のつくものを食べると健康になるといううわさがあったので世間に受け入れられたという背景もあるそうです。

 

江戸時代からの風習が現代まで残っているというのは驚きですよね。

あとウナギの旬が冬だったというのも初めて知りました。

 

2 ウナギは減っている

 

 

今や土用の丑の日になるとコンビニやスーパーにこぞって陳列されていますが、

ウナギは絶滅の危機に瀕しているのです。

 

ウナギは養殖されているから大丈夫だという人もいますが、実はウナギの生態は詳しく分かっていないらしく、天然の稚魚を採取してきて育てる不完全な養殖です。

 

稚魚が天然のものである以上絶滅の危険は大いにあります。

 

現に2014年に国際自然保護連合(IUCN)はニホンウナギを「絶滅危惧種」に指定しています。

 

さらに国産・輸入問わず、スーパーなどで売れ残ってしまったウナギは大量廃棄されているという現実があります。

 

そりゃああんだけ大量に仕入れてたら売れ残りも出ますわなって話です。

 

売れ残りを全部食べるからちょうだいとか言いたいところですが

売れ残らないように何か策はないのでしょうか。

例えば、ウナギを予約限定の販売にするとか。

そうすれば必要な分だけしか仕入れないと思いますので売れ残りとして廃棄する量もへると思います。

 

そもそもそこまでみんなこぞってウナギを食べる必要性はあるのでしょうか。

確かに疑問に思えてきますね。

 

「ウナギを食べるのは文化だから。」とか言ってるうちにウナギが絶滅してしまうような気がします。

 

3 実際みんなウナギたべるの?

 

 

うなぎを食べる割合についてのアンケート結果を発見しました。

 

 

2015年 土用の丑の日 うなぎを食べる割合 アンケート結果 統計

 

 

これをみると、20代よりも上の年代のほうが食べているみたいですね。

 

ということは最近の若者はあんまりウナギを食べなくなっていると言えそうです。

 

理由を考えてみると

 

高いから

 

というのは多いんじゃないでしょうか。

 

実際に私もウナギは高いし食べません。

国産のウナギなら2000円ぐらいするものもありますよね。

かといって中国産のウナギはなんかおいしくない…。

そもそも味はウナギよりもアナゴのほうが好きです(笑)

川魚よりも海の魚のほうが好きですね(笑)

 

 

4 まとめ

 

 

今日ウナギを食べようと思っていた人はちょっと立ち止まって考えてみるといいかもしれません。

 

私自身ウナギを食べること自体を否定する気もありませんし日本人はウナギ大好きなのでこの風習はなくならないと思います。

 

しかし、そんなウナギ大好きな日本人が資源管理をしっかりとすることで絶滅を防いでいく義務はあるのではないでしょうか。

ウナギのために何ができるかをお店側・消費者が一緒になって考えていく必要がありそうです。