~無職でいるということ~
先日、高校の同級生が結婚するとの報告を受けました。
中には、高校を卒業してすぐ就職し、子どもを設けて「親」になっている人もいます。
いいな。うらやましい。
さみしがり屋の私からするとその一言に尽きます。
はやく家庭を持って子どもがほしい。
実をいうと、私にもお付き合いしている人はいます。
しかし、結婚に踏み切れない。
なぜか。
それは、無職だからです。
無職の彼氏を連れてきて結婚を認めてくれる親がどこにいるでしょうか。
なかなか首を縦に振ってもらうのは難しいでしょう。
まあただ仕事がしたくないわけではなく、期間限定(のつもり)のワケアリ無職なのですが、世間からの無職への風当たりは本当に強い。
梅雨に来る大型台風かってくらい強い。(ピュ~)
そして、無職でいることのムズムズ感というか、申し訳なさというか…。
友達と会ったときに「今無職なんだ。」と打ち明けることがいま一番つらいかもしれない。
一緒に飲みに行っても仕事の愚痴をいう友人に対して、毎日同じ生活しかしていないから何の話題も提供できない自分。
みんな環境が変わって「大人」になっていく中、自分だけが何の成長もしてない、
帰り道なんかにふとそんなことを思いむなしくなる。
「無職でいると、自分が何のために存在しているのか分からなくなる。」
かつての同僚がそんなことを言っていましたが、当時の私は
「仕事しなくていいから楽に決まっとるやん。」
ぐらいにしか思っていなかった。
確かに無職になって2,3か月は毎日が祝日だったのでその点はのんびりできたしそれなりに楽しかった。
でも実際に仕事を辞めて数か月たち、同僚が言っていた言葉の意味が少しわかったような気がする。
人間はだれかのために生きている、誰かに必要とされることで生きている意味を見出す依存型の生き物だと思う。
誰からも必要とされないことも苦しさというのは計り知れない。
そして、どんどん貯金がなくなっていくのが恐怖となる。
お金がないと生活ができないのは自明の理。
何もしなくてもおなかはすいてくるから食費がかかる。
家にいると家賃がかかる。
毎日どこかでお金のことを考えてる自分がいる。
人間というは不思議な生き物ですね。
働いていてもつらいし働いていなくてもつらい。
じゃあどうやって生きていけばいいんだろう。
自分がこの世に生まれてきた意味って何だろう。
でも別に自分がいなくても世界はまわっていくんだから結局生まれた意味なんてないんだろうな。
あっ別に俺死んでも大丈夫だ。
…まあそれくらいでは死にませんけど。
でも自殺してしまう人の思考回路は案外こんな単純なものじゃなかろうか。
なんとなく現状をはきだしたくなってつらつらと書いてしまいました。
これにてドロンです。
まあ前向きに生きているつもりではあるので大丈夫だと思います。