酷暑から子どもを守れ!今やエアコンは最低限度の設備である。
暑いですね。
週末も暑さが和らぐことなく記録的な猛暑になっています。
みなさん体調には十分気をつけて頂き、熱中症対策を怠らないようにしましょう。
私はというと、家の中ではクーラーをつけずに扇風機で我慢していたのですが、たまらずクーラーを解禁してしまいました。
そんな中、小中学校ではクーラーが設置されていない校舎がまだまだあるようです。
1 まだまだ完備には程遠い
昨年度の文科省の調査では、設置率は41,7%にとどまるとの結果が出ています。
公立学校施設の空調(冷房)設備設置状況の結果について:文部科学省
兵庫県では41市町のうち14市町だけが「エアコンの整備が完了している」と回答しているようです。
神戸新聞NEXT|総合|全教室にエアコン14市のみ 必要性認識も予算の壁 兵庫の小中学校
整備に踏み切れない理由は「多額予算が必要となる」との財政面が一番重荷になっているようです。
2 すぐにエアコンを設置するべきだ
私の学生生活時代を思い起こすと
学校にエアコンがないのは当たり前のことであり、もっぱら扇風機で暑さをしのぐというのが当たり前のことでした。
扇風機の前の席でないことが多かった私はうちわでヒーヒー言いながら授業を聞いていたような気がします。
しかし、昔と今では夏の暑さが桁違いに違います。
また、人間が集中できる快適な気温は22~24度だと言われています。
クールビズでもまだ高い気温ですよね。
そんな中、室内の気温が30度を超えエアコンもなく授業に集中しろと言われても
集中できる訳がありません。
生徒は暑さでぼーっとしてしまうのが普通ではないでしょうか。
さらに、熱中症の危険もあります。
先日も熱中症で愛知県の小学生が亡くなるというとても痛ましいニュースがありました。
この事件も学校にエアコンが設置されていれば容易に回避できたはずです。
予算よりも人命のほうが優先されるべきであることは言うまでもありません。
また、一地域の問題に終わらせることなく全国的な議論に発展させていくべきです。
設置を市町村任せにするのではなく、国からも補助金などで設置を促し支援していくべことが必要だと思います。
国会でカジノうんぬんを議論している間に熱中症予防について議論するほうが大事だと思われますがどうなんでしょうか。
3 まとめ
現在、小中学生の多くは夏休みに突入しており、校舎を使用することは減ったためエアコン問題は議論されず下火になっていくかもしれません。
しかし、それをいいことに設置を先延ばしにするのはあってはならないことです。
問題を先延ばしにするのは公務員の常套手段ですから…。
また、子どもは強いからエアコンなんて設置しなくても大丈夫だという根拠が不明確で理解しがたい精神論のような意見がまかり通ってしまっているように思います。
むしろ、子どものほうが熱中症のリスク高いと思いますけど。
あとずーっと気になっているんですけどなんで教室にはエアコン設置してなくて職員室にはエアコン設置してるんですかね。
ずるいなあっていつも思っておりました。
その背景に上記の精神論があるような気がしてなりません。
エアコンは今や最低限の設備であることを各自治体は自覚し
どこかの予算を削ってでも設置してもらえるようにしてほしいですね。