新元号はもっと早く発表するべきではないのか。
今年もあと2か月足らずで終わりますね。
時の流れをより一層早く感じるようになったような気がします。
そんな小言はおいといて
来年から新元号が始まりますね。
政府によると新元号の発表は来年5月1日の改元の1カ月前と想定して準備を進めているとのこと。
正直遅いだろと思う人は多いはずです。
現にニュースにあるようにカレンダー・手帳業界で混乱が起きていますし、混乱はますます大きくなっていくでしょう。
なぜ、こんなにも発表が遅くなっているのでしょうか。
調べてみました。
1 本来改元は突然起こるもの
本来元号は天皇の崩御によって変わるものなので「突然」発表されるものです。
突然の発表になってしまうのはやむをえないと思います。
明治以降は、一世一元の制と言ってその日の内に改元されており、
予め決めておくものではないから
というのが理由だそうです。
確かに、今回の平成天皇は生前退位という例外的な事情で退位するので、その例に沿って新天皇の即位にできるだけ近づけて発表するというのは理由としてなくはないかなと思います。
その他には、発表を遅らせることで社会的に盛り上げていくことにより新元号に関する関心を高めるという理由もあるそうです。
2 避けられる混乱は回避すべき
確かに伝統を重視したい事情があるにせよ、一番被害を被るのは国民です。
僕のようなニートであれば、「新元号って○○なんだ。へぇ~。」の一言で終わるような事柄ですが、
システム担当者や、カレンダー手帳業界の人たちは大混乱です。
そんな無用な混乱を避けるのが政府の役目ではないでしょうか。
事前に退位の日が決まっているのなら国民生活に支障がないように改元まで余裕のある機関で新元号を発表するべきです。
政治家の威信やプライドなど表向きの事情が優先されて、国民が蔑ろにされているように感じます。
慣例を大切に守って後世に伝えていくことも大事ですが、時代に合わせて臨機応変に対応していくことも大事です。
日本人は慣例にとらわれすぎて時代に取り残されているような気配さえします。
平成に改元されたときも大混乱になったがなんとかなっているという批判もあると思いますが、そのような批判をする人はその裏でどれだけの人が寝る間を惜しんで作業をしたか考えたことがあるでしょうか。
というか、平成に改元されるときであれば・システム社会・ネット社会がそれほど発達していなかったのでそのあたりの改修は現代と比較しても容易だったから乗り越えられたとは考えられませんか?
もし、自分が責任者の立場にあったとしたらゾッとしますね。
システムなんてエクセル・ワードでちょこっと直す感覚で直せるわけではありません。
改修作業に何週間もかかり、やっと改修できたと思ったら正常に機能しているかどうかテストしてなにもなければやっと改修終了という流れになります。
それをたった一ヶ月でやれというのは「無茶ぶり」というものです。
3 もはや元号廃止でいい
これだけ発表が遅くなれば国民の関心が高まるというよりもイライラによるストレスしか感じない人も多いのではないでしょうか。
これではむしろ元号に対する国民の意識の低下につながります。
そもそも論ですが、
西暦が世界共通の暦となっている今、元号を廃止するという動きがあってもいいのではないかと思います。
わざわざ元号なんか決めるからこういう混乱が起こってしまうんです。
ちにみに元号を使用しているのは世界でも日本だけなんだとか。
ますます必要性を感じませんね。
公務員であれば文書で元号を使用することが法律で決められているので法改正なんかも必要になってくると思いますが、無用なイライラを回避するためにも有効ではないかなあなんて思います。
4 まとめ
まあやいのやいの言っても発表時期はほぼ確定みたいですし、それに合わせて対応していくしかないと思います。
ちなみに史記の「内『平』かに外『成』る」と書経の「地『平』かに天『成』る」という言葉それぞれから平成と付けられた経緯があるそうです。
私も勝手に予想してみましょう。
「安知」
なんてどうでしょうか(笑)
なんか「安」っている文字が入っている元号が多いような気がしたのでこれにしてみました。
批判ばっかりしていても疲れるでしょうし小休止に元号の予想でもしてみたらいかがでしょうか。