公務員試験ってどんな試験?公務員試験合格に必要なこと①
リストラもなく安定した職業ということで学生から根強い人気を誇る公務員。
公務員として採用されるためには、いわゆる「公務員試験」に合格する必要があります。
しかし、公務員試験は難易度が高く準備にはかなりの時間が必要になってきます。
私は地方公務員として就職しましたのでもちろん公務員試験を突破していますし、その難しさはよく知っています。
今回から複数回にわたって、公務員試験の勉強法・受験対策などをご紹介していきたいと思います。
なお、私はいわゆる新卒採用で地方公務員になりましたので、社会人採用のことは分かりません。
従って本記事は「普通」の公務員試験を受験する方に向けて書いておりますのでその点はあらかじめご了承ください。
今回は総論編として公務員試験の大まかな概要をお伝えしたいと思います。
1 公務員といっても職種はさまざま!
まず、一口に公務員と言っても様々な職種があります。
国家公務員か地方公務員かという違いがありますし、
デスクワークが中心の事務職か現場中心の技術職かという違いもあります。
国家公務員の中には国税専門官という税務のスペシャリストという職種もありますから
ゼネラリストかスペシャリストかという違いもあったりします。
公務員試験を受験する大前提として「自分は公務員の中でどの職種につきたいのか」ということを決めましょう。
これを決めることによって、試験の勉強中に挫折しそうになったときでもなんとかふんばることができますし、志望動機を考える際にも役立ちます。
私は初め裁判所事務官になりたいと思い、公務員試験の受験を決めました。
それを決めたのは大学2年生のときだったと思いますが、
・法学部だったので大学で学んだことをどうにか生かせる職業につきたいと思った
・ロースクールにはお金の都合があっていけないから法曹三者は無理だと思った
・希望すれば簡易裁判所の裁判官にもなれるらしい
だいたいこんな理由でした。
漠然としていると思いますが、職業を決めるときってこんなもんじゃないでしょうか(笑)
特に大学生って世の中のことなんにも分かってないと思いますし。(今でも全然分かっていない自信がありますが(笑))
2 受験資格は?
公務員の場合は基本的に年齢制限があります。
国家公務員の場合は30歳ぐらいが上限になります。
地方公務員の場合も概ね国家公務員と同じくらいです。
ただし30歳以上であっても社会人採用として採用されることはあります。
学歴はほとんど関係ない場合が多いですが、高卒区分や大卒区分など採用区分を分けているところがほとんどです。
受験前には志望先の年齢制限や学歴などの受験資格をしっかり確認したほうが良いでしょう。
3 試験内容は?
試験は一次試験として択一試験と呼ばれる4,5個の選択肢から正しいものを選ぶといったマークシート方式の試験が課され、
二次、三次試験として面接試験が課されることが多いです。
中には、論文試験があったり、集団討論があったりする場合もあります。
当たり前ですが、すべて突破して採用されるということになります。
受験していて択一試験、面接試験と試験ごとに半数が合格のラインであるように感じました。
4 日程は?
5月末にある国家公務員総合職試験を皮切りに試験は始まります。
遅い自治体だと9月ごろに試験があります。
なお、日程がかぶらなければ併願が可能です。
私が当時併願していたのは
・国家公務員(総合職・一般職)
・財務専門官
・裁判所事務官
・衆議院議員事務局職員
・地方自治体 3か所
以上の9つになります。
試験を併願することで試験会場の雰囲気になれるができますし、面接の練習になると思いますので、受験できるだけ受験しましょう。
本番に勝る練習はありませんからね。(併願先には申し訳ないですが…。)
ちなみに受験料は無料です。
5 まとめ
・どの公務員になりたいかを決める
・受験先の受験資格・試験日程を確認する
まずはこの2点を勉強を始める前になりましょう。
次回は試験までの勉強スケジュールをお伝えしたいと思います。