こうべみなと花火大会を見てて思ったこと~花火師の仕事って?~
昨日みなとこうべ花火大会に行ってきました。
その花火を見ながらふと思ったこと
花火師ってどうすればなれるんだろう
とか
夏の花火シーズン以外って花火師のお仕事はあるのだろうか
とか
花火師に対する疑問が浮かんできました。
一人前になるには10年かかると言われる花火師。
実のところはどうなんでしょうか。
花火大会の様子です。
iphoneではこれが限界…(笑)
1 みなとこうべ花火大会について
ここでみなとこうべ花火大会についてご紹介を。
毎年8月の第一週の土曜日に開催されます。
いつも大阪・淀川の花火大会と日程がかぶってしまうので、どちらに行こうか迷われる方も多いのではないでしょうか。
花火観覧者を分散させようとする行政側の思惑があるのでは?と勝手に考えています(笑)
今年は兵庫県政150周年ということで
150年にちなんで1万5千発に規模を拡大して開催されました。
私は、第3突堤(高松・宮崎行のフェリー乗り場の奥)で花火を楽しんでいました。
上記の画像で場所が分かって頂けたでしょうか。
ちなみに青のチェックは花火の打ち上げ場所です。
本日の開始時間は7時30分だったのですが、7時20分くらいでもまだまだ座る場所がありました。
下のほうの花火もよく見えるし大きな花火の写真も撮れるので花火を近くで見たいという方にはとてもおススメです!
大迫力の花火が楽しめます。
ちなみに、アスファルトに直接座る形になるのでビニールシートや可能であれば折り畳みイスなんかを持参すると快適に花火を見ることができます。
他にはハーブ園なんかも花火がきれいに見えるそうですよ。
2 どうすれば花火師になれるのか
さて、話を本題に戻しまして
花火師にはどうすればなれるのでしょうか。
花火って危険な代物なので資格とか必要な気がするのですがどうなのでしょうか。
花火師になるのには特別な学歴や技術は必要ないがやる気と体力が必要とのこと。
但し、製造保安責任者という資格が必要となります。
また、体力的に重労働なことから体が丈夫なことや火薬という危険物を取り扱うことから責任感がある人。注意深い人が向いているそうです。
多くはないにしても花火が不発だったことによる事故も起きています。
軽率な人がこなせる仕事ではないというの一般人からも分かりますよね。
さらに、花火の打揚場所で仕事をするためには、「煙火消費保安手帳」の交付を受けることが必要となります。
現在この手帳を所持している人達は、全国で約1万8千名(内、女性は約千名前後と推定)程度いるそうです。
もっと少ないのかと思っていました。
花火会社にどうすれば就職できるかということですが、花火会社の多くが、代々世襲制を主とする小規模の会社であり、定期的に社員を採用する体制は殆どないそうで、大半の事業所では、縁故等を主とする不定期・少人数採用しているのが現状だそうです。
花火師になるのにはかなり間口が狭いと言えます。火薬という危険物を扱うという職務の性質上、信頼できる人物にしか現場を任せたくないというのが会社側の本音なのでしょう。
3 シーズン・オフの仕事は?
てっきり花火は夏だけかと思っていましたが、お正月のカウントダウンやディズニーランドなどの遊園地での花火も花火師の仕事だそうです。
確かにディズニーランドなんかだとけっこう派手に花火を打ち上げていたりしますよね。
他には新しい花火の研究なんかも行っているそうです。
花火を見ていると、なんかこんな花火見たことないなっていう花火がありますよね。
今年のみなとこうべ花火大会でも途中で色が時計回りに代わる花火だとか打ち上げた形がハートの花火など新しい花火を見ることができました。
いつも今回はどんな花火が見れるかなあとワクワクしながら花火を楽しめるのは花火師のお陰と言えるでしょう。
4 まとめ
夏の風物詩・花火は花火師の影の努力の賜物であり、花火には花火師の魂が込められていることを今回ひしひしと感じました。
今年もまだまだ花火大会は残っていると思いますので、花火を見るときには、打ち上げている花火師のことを想像してみるとより一層花火大会を楽しめるのではないでしょうか。