令和元年司法試験予備試験短答式試験を受験しました。
前回の更新から随分と日にちが経ってしまいました。
タイトル通り5月に司法試験予備試験短答式試験を広島にて受験してきました。
もう8月になってしまいましたが備忘録のため当日の模様+試験結果を発表します。
1 試験開始まで
当日は朝6時に起床しました。
香川県からの遠征のため前日にホテルに宿泊しました。
判例六法を見ながら朝食のパンを食べ8時30分ごろホテルを出発、9時ごろに会場である広島工業大学専門学校に到着しました。
近くにセブンイレブンがあるのでそこで昼ご飯を買うのがおススメです。
私はウィダーインゼリーとカロリーメイトは必ず会場に持ち込むようにしています。
試験会場は9階で受験人数は1万人ほどでした。
教室は2部屋でした。
机は一般的な会議机で椅子はパイプ椅子。
座布団を持ち込んでもよかったかもしれません。
2 試験開始~終了まで
①民事系科目
民法はけっこうサクサク解き進めることができ迷ったのは1問ほどでした。
なので20分程度で見直しも完了。
しかし商法がやはり鬼のように難しい。
自信をもって解答できたのは2問ほど。
過去問からの出題は民事系科目の中で一番少ないような気がします。
民法でできた貯金を一気に使い切り、45分ぐらいかけてしまいました。
最後の民訴は可もなく不可もなくといった感じでした。
試験終了後、商法ができなかった印象が強く残り思わず泣きそうになりましたが、その後で挽回できると気持ちを強く持ちなおし次の公法系科目の最終確認をしました。
②公法系科目
まずは憲法から。
憲法はいつも何となくの感覚で解いてしまうのですが、意外とその感覚があっていたりします。
なので、試験時間中はできたのかどうか分からないなあというかんじでした。
憲法解いた時点でまだ15分しか経過していませんでした。
なので、行政法も丁寧めに解きます。
行政法はサクサク解けたと思います。
最後の第24問はわけわからんって感じでしたが(笑)
③刑事系科目
実質の最終科目です。
まずは刑法から解きました。
刑法は得意だと思っていたのですが、案外選択肢に迷う問題が多いなあという印象でした。
それにしても1問目から特別公務員暴行陵虐罪なんて誰も知らなかったでしょうね。
去年も凶器準備集合罪なんて出ていたのでこれからも各論のマイナー論点が出てくるように思います。
時間あるなあと思ってゆっくり解いていたら結局刑法を30分以内に解くことはできず、とりあえず刑訴に移りました。
刑訴はほとんど過去問だなあという印象を受けました。
最後のほうはパッパッパと解けました。
しかし、伝聞法則が分からないという痛恨のミス。
刑訴は一から勉強し直さないとなあと思いました。
刑訴が20分ぐらいでとけたので刑法に戻り必死で選択肢を絞りました。
時間終了後刑法はやってしまったなあという印象でした。
④一般教養
一般教養は何も対策していないので現場勝負でした。
もともと法律科目8割で受かる予定なのでオマケがもらえたらいいやぐらいの戦法なので試験時間中はとにかく解けそうな問題を選びました。
意外と単純な計算問題で解けたりします。
今年はメダカの生息数の問題なんかはそれでしたね。
分かる問題がなくなったら20問になるまで4をぬりぬり。
結局分かったのは3問ぐらいでしたが(笑)
3 試験終了後
試験終了後の率直な感想としては商法が原因でダメかなあという感じでした。
せっかく広島にきたので原爆ドームの前のベンチで解答速報を使って民法の自己採点をしました。
あれ?意外とできてる?
30点…。えっ?
なんと民法が満点でした。
(後日談ですが今年の民法はかなりの易化で満点続出だったみたいです。)
なんとか希望の光が見えたところで帰ってきて自己採点。
自己採点の結果は
憲法 20
行政法 18
民法 30
商法 18
民訴法 29
刑法 16
刑訴法 22
一般 21
合計 174
なんとか160点と超えたので一安心しました。
4 試験結果
自己採点どおり合格しました。
試験結果は以下の通りです。
(左が成績通知の点数、右が自己採点の点数)
憲法 20(20)
行政法 21(18)
民法 30(30)
商法 18(18)
民訴法 29(29)
刑法 16(18)
刑訴法 22(22)
一般 21(21)
合計 179(174)
余談ですが、昨年は142点しか取れず悔しい思いをしたのでなんとか借りを返せたかなという気分です。
次は論文式試験の模様をお伝えしたいと思います。